東京の蕎麦屋(竹の家/高田馬場)

東京の蕎麦屋レベルが高いのは、まず「呑める」ところにあります。焼酎の水割を頼んで、ロックタンブラーと水がピッチャーでくる、これは酒飲みに嬉しい。酒の濃さが調整できます。水臭い焼酎ほど悲しい酒はありませんからね。
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またおしんこ、もつ煮、煮物の見た目も美しく、大変旨い。料理屋の味に達しています。
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地方の腹を満たす蕎麦屋に対し、
東京は呑める蕎麦屋がたくさんある。 

蕎麦屋で呑む』
  これは東京文化だと思います。

もちろん地方にも結構な蕎麦屋さんも多々ありますし、東京にも残念な蕎麦屋はあるのですが、東京は総じてレベルが高いと思います。酒の肴が終わると運ばれてくる芳醇な胡麻油の香り漂う天麩羅、アルデンテなお蕎麦に鰹節香る濃いおつゆ。
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特筆すべきはつゆの濃さ、シンプルさだと思います。地方(特に東海地方)はつゆが甘い、味醂の甘さが野暮ったい。それに比べ、東京の蕎麦つゆは鰹節と、したじ(お醤油)の味で濃くすっきりしてます。その硬派なつゆが腰の強い蕎麦にとてもあうと思うのです。

高田馬場 竹の家 木曜定休
11:00~15:30 ・17:00~20:00
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-13-11
TEL03-3371-6934

烏丸ペペロンチーノの食麺録01